フコダインを知る

フコイダンの産地

フコイダンを多く含んでいるモズクをたくさん食べたとしても効率よくフコイダンを摂取するのは不可能です。なぜなら、フコイダンが1日に必要な量を生のモズクの場合に置きかえて計算してみると健康維持のために摂取しなければならない量はなんと1日で3キロにもなります。現実的にみて、この量のモズクを毎日食べ続ける事は不可能だと思います。

さらに、もしそれだけの量を毎日食べ続けたとしても、フコイダンを分解する酵素が人間の腸には備わっていないので、ほとんどのフコイダンが吸収されることなく便といっしょに体の外に排出されしまいます。

育った海の違い

そしてフコイダンはモズクなどをとっている産地によっても違いがあります。

フコイダンの原料になる海藻類の性質には、体の中に海水中の成分を取り込んで濃縮するというのがあります。つまり海水から取り込んでいる成分がミネラルやビタミンなどの栄養成分だと、それを取り込んでいる海藻の栄養素も豊富になるのです。ということは、これが重金属類や放射性物質などで汚染された海水を取り込んで育った海藻だと、どうなってしまうでしょうか?

万一、海藻をとる海に有害な成分が溶け込んでしまっている場合には、その海藻は有害な成分を取り込みながら生長することになってしまいます。

当然ですが、、このような有害な成分は健康食品やサプリメントなどの製品になるときには科学的に処理されて取り除かれます。しかし、その処理の時に硫酸基までも除去されてしまいます。硫酸基は、フコイダンにとって非常に重要な成分です。これが有害な成分のない海で育った海藻なら、余分な工程を加えなくてもいいのです。そういうことからも海藻が育っている環境というのは非常に大事な部分なのです。

沖縄とトンガ

十人十色と言うようにフコイダンの種類にも色々なものがあります。一般的には産地や種類によっても変わってきます。フコイダンの原料になる海藻類のモズクは日本国内だと最も多くのフコイダンを含有しているのが沖縄産です。

沖縄産のモズクのフコイダンの含有量はコンブの含有量の約5倍とも言われています。沖縄産のモズクは、西表島から奄美大島にいたる地域の特産のフトモズクで、浅いサンゴ礁や島々の周囲で20年くらい前から生産されています。特産品として沖縄県が復興していて、養殖技術の向上にともなって生産量が増えて、1999年には2万トンを超えて、沖縄が日本のモズクの生産量の9割を占めています。

それでは国外だとどうでしょうか?

トンガ王国

実はトンガ王国にもフコイダンを多く含有するモズクがあります。トンガ王国のモズクは大陸から約3000キロ離れている海域で育ちます。

大陸から遠く離れているこの海域は、どこまでも広がる澄んだコバルトブルーの海と美しいさんご礁、トンガ海溝から上昇してくる海洋深層水にはミネラルが豊富に含まれています。そんなトンガ王国の水質汚染のない海域のため有害な化学物質は一切検出されることなく、その結果としてこの海で太陽の光をいっぱいにあびたモズクが豊富に採れるのです。

そして、この海域で自生するモズクは、ここだけに生育している希少種で分類学的に見ると、この海域にだけ存在する新種の可能性が非常に高いとも言われています。(現在オーストラリアの機関で調査中だそうです)

これまでの研究で分かっているのは、硫酸基の結合量が13%以上あることが良いフコイダンか良くないフコイダンかを決定する為の大切な条件の1つとして必要だということなのです。

ちなみに日本国内のモズクから抽出されるフコイダンだと、硫酸基の結合が約10%だといわれています。

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保健科学東日本

最終更新日:2017/8/4